こんにちは。
はるかです。
幸腹グラフィティのOP制作秘話について
Webサイトで公開されました。
新房昭之x梅津泰臣「幸腹グラフィティ」OP制作秘話
アリスだろうなあとは、思っていましたが
きゃりーぱみゅぱみゅさんのPVを利用していたのは
全く分かりませんでした。
ということで、徹底的に考察・比較を解説したいと思います。
まず、新房さんは、海津さんに対して「アリス」しか
オーダーしなかったようです。
記事後半の
>もしも新房さんがコンテの段階で「もっと食べる絵を入れてくれ」と
>言っていたら、こちらもコンセプトを変えたかもしれないけど。
>おかげで最後までブレずにできたのがよかったです。
これって凄い事をさらっといっていますね^^;
「余計な事を言われなかったので思うようにできた」
と言っている訳で^^;
これも両者の信頼関係があったがこそ記事に出来たと思われます。
こういう素晴らしい関係を構築しているので
素晴らしいOPになるのでしょうね。
それでは解析にいきます。
まず、不思議な国のアリスと幸腹グラフィティOPには
決定的な違いがあります。
それは「一人でウサギを探す冒険」(アリス)と
「二人で食材を探す冒険」(OP)です。
アリスでは、結局最後までウサギを捕まえる事ができません。
ですので、アリスが一人でウサギを探し、
追いかけていくというお話です。
反対に幸腹グラフィティは、ウサギ役のリョウが
アリス役のきりんを「常にエスコート」して「一緒」に
食材を探す冒険をします。
リョウが常にきりんを気遣って、
エスコートする姿を観察して見て下さいね。
画像は、以下を引用します。
不思議の国のアリス:ウォルトディズニー1951年制作映画
幸腹グラフィティ:12話のオープニングムービー
きゃりーぱみゅぱみゅさんPV:Youtube(kyarypamyupamyuTV)
原作:幸腹グラフィティ1巻川井マコト
歌:幸せについて私が知っている5つの方法(坂本真綾)
リョウが時計の時間を気にしながら、
木の穴の前できりんを誘います。
このシーンは、アリスの冒頭と同じです。
リョウは二回転したあと、両手を開いているので、
時計がどこに行ったのかわかりません。
コマ送りで再生すると、最初の回転の瞬間は
手に持っていました。しかし広げた時に無くなっていたので
この回転時に放り投げたと思われます。
なので、以降時計は二度と登場しません。
※アリスでは何度も登場します。
次は、木の奥の穴に落ちるシーンです。
このシーンは、色々なアニメで改変されて登場するので
有名なところですね。
私はいつも、中学の時の英語を思い出します。
Down, down, down.
穴に落下するリョウときりん(OP)
穴に落下するアリス
ディズニーでは、ワンピースがパラシュートになって
落下速度を軽減するのですが、
OPではその描写はありませんでした。
穴に落ちてから別の部屋に向かいます。
このとき、階段から降りてきたきりんは
逆方向に進もうとします。
でもリョウが、きりんの持っているスプーンを
不思議な力で「こっちだよ」って引っ張ります。
ここでも、リョウのエスコートが目立ちます。
逆走するきりん
そこからダッシュして走るのですが、
このシーンはきゃりーぱみゅぱみゅさんのPVだと
思われます。
ダッシュするリョウときりん
ゆめのはじまりんりんPV
こうしてみると、縮尺が殆ど同じですね。
ちなみにきゃりーさんは、歩行用のエスカレータの上で
歩いています。
つぎは、リョウときりんが
はかりに乗るシーンなんですが、見つけられませんでした。
どこかにあるとおもいます。
(PVは2,30分程度流し見しかしてないので、発見したら教えて下さい)
料理を作るには、素材を集めて計らなければなりません。
この計るというのは非常に重要な過程だと思われます。
OPで体重を気にする二人が可愛いですね。
次は、ボトルに入って海に流されるシーンです。
この海はアリスの涙で出来ていることを知っている人は
多いと思います。
でも、きりんの涙という感じは全く無いので
海を越えて素材を探しているという感じですね。
ボトルで漂流するリョウときりん
ボトルで漂流するアリス
一人では理解する事のできない「幸せ」を
「二人なら」理解できるという歌詞の中でも重要な部分でした。
次は、アリスでは「カキ」のお話に突入します。
実際は、明るい月と暗い月なのですが、
ここでは昼と夜の境目になっています。
昼から夜へ向かうリョウときりん
アリスの明るい月と暗い月
実は私、このおんぶシーンがOPで一番好きです。
リョウは決して体力がある方ではありません。
しかし、大事なエスコート役を遂行しているので、
しっかりとおんぶして
きりんが不安にならないようにします。
(余談:原作ではきりんを椎名さんがおんぶしようとしますが
体力の無い椎名さんは、一瞬で潰れてしまいます)
きりんをおんぶするリョウ
タルジーの森で不安になって泣いてしまうアリス
アリスの切ないお話と、幸せを追求するOP歌詞と
対極的な部分が、このシーンは良く現れています。
森の中を歩くリョウときりん
花壇のシーンのアリス
アリスの花壇では一緒に歌を歌って
楽しく過ごしていたかと思うと
花たちから「雑草」扱いされて追い出されてしまいます。
反対に、OPではリョウときりんが楽しく森を散策して
食材を探しています。
歌詞は丁度
Many, many, many happy days.
今はもう幸せだ(Right now,I’m already happy.)
あたりで、二人はとっても幸せだという場所でもあります。
物語はついに終盤に突入し、リョウは調理するために
フライパンに向かいます。
アリスでは、ハートの女王に逢うため
トランプの兵隊の中に突入します。
スプーンとフォークの兵隊の中を通るリョウときりん
トランプの兵隊の中を通るウサギ
次はアリスのシーンではなく、
きゃりーさんのPVです。
操り人形で踊るふたり、可愛いです。
最後に一緒に寄り添う所が特にいいです。
操り人形のリョウときりん
もったいないとらんどPV
梅津さんは、どうしてもこのシーンを
入れたかったのでしょうね。
OP歌詞は「幸せ」だけではなく
「泣きたい夜は声に出して泣こう」
という悲しい感情のも織り込まれています。
そこにおばあちゃんを回想するシーンが出てきます。
原作を持っている人は、一瞬で気付きますが
これは原作1巻のカバー絵(裏)なんですよね。
でも、川井先生の絵の方が表情がこわばっていますね。
それには理由があります。
手に持っているイカのエンペラー部分を見て下さい。
幼少のリョウが囓った跡が見えます。
ですので、これは恐い顔をしている訳ではなく
イカを口に含んで食べているのです。
シャフトさんの絵では口を開けていますので
イカは囓っていません。
おばあちゃんと幼少のリョウ
原作1巻のカバー絵
そして、最終のフライパンが登場です。
このシーンはリョウだけなので
素材をこれから調理する過程を表現しています。
アリスでは、法廷の被告人席だったりします。
きゃりーさんのPVでは、お花の上で踊るシーンです。
よくよく考えるとカオスですが、
このシーンは川井先生も大好きなシーンらしいです。
フライパンの上で踊るリョウ
きらきらキラーPV
いよいよ冒険が終了します。
リョウは集めた食材をフライパンの中に入れ
生き埋めになります。
アリスは、法廷で死刑が宣告され、トランプの兵隊が
一斉に舞い降りてきます。
食材をかぶるリョウ
一斉にアリスに襲いかかるトランプの兵隊
これにより、リョウもアリスも起きてしまいます。
目を覚ますリョウ
アリス夢オチ
ということで、幸腹グラフィティのオープニングアニメは、
非常に完成度が高い物語になっていて、歌詞に調和していると思います。
はるかです。
幸腹グラフィティのOP制作秘話について
Webサイトで公開されました。
新房昭之x梅津泰臣「幸腹グラフィティ」OP制作秘話
アリスだろうなあとは、思っていましたが
きゃりーぱみゅぱみゅさんのPVを利用していたのは
全く分かりませんでした。
ということで、徹底的に考察・比較を解説したいと思います。
まず、新房さんは、海津さんに対して「アリス」しか
オーダーしなかったようです。
記事後半の
>もしも新房さんがコンテの段階で「もっと食べる絵を入れてくれ」と
>言っていたら、こちらもコンセプトを変えたかもしれないけど。
>おかげで最後までブレずにできたのがよかったです。
これって凄い事をさらっといっていますね^^;
「余計な事を言われなかったので思うようにできた」
と言っている訳で^^;
これも両者の信頼関係があったがこそ記事に出来たと思われます。
こういう素晴らしい関係を構築しているので
素晴らしいOPになるのでしょうね。
それでは解析にいきます。
まず、不思議な国のアリスと幸腹グラフィティOPには
決定的な違いがあります。
それは「一人でウサギを探す冒険」(アリス)と
「二人で食材を探す冒険」(OP)です。
アリスでは、結局最後までウサギを捕まえる事ができません。
ですので、アリスが一人でウサギを探し、
追いかけていくというお話です。
反対に幸腹グラフィティは、ウサギ役のリョウが
アリス役のきりんを「常にエスコート」して「一緒」に
食材を探す冒険をします。
リョウが常にきりんを気遣って、
エスコートする姿を観察して見て下さいね。
画像は、以下を引用します。
不思議の国のアリス:ウォルトディズニー1951年制作映画
幸腹グラフィティ:12話のオープニングムービー
きゃりーぱみゅぱみゅさんPV:Youtube(kyarypamyupamyuTV)
原作:幸腹グラフィティ1巻川井マコト
歌:幸せについて私が知っている5つの方法(坂本真綾)
リョウが時計の時間を気にしながら、
木の穴の前できりんを誘います。
このシーンは、アリスの冒頭と同じです。
リョウは二回転したあと、両手を開いているので、
時計がどこに行ったのかわかりません。
コマ送りで再生すると、最初の回転の瞬間は
手に持っていました。しかし広げた時に無くなっていたので
この回転時に放り投げたと思われます。
なので、以降時計は二度と登場しません。
※アリスでは何度も登場します。
次は、木の奥の穴に落ちるシーンです。
このシーンは、色々なアニメで改変されて登場するので
有名なところですね。
私はいつも、中学の時の英語を思い出します。
Down, down, down.
穴に落下するリョウときりん(OP)
穴に落下するアリス
ディズニーでは、ワンピースがパラシュートになって
落下速度を軽減するのですが、
OPではその描写はありませんでした。
穴に落ちてから別の部屋に向かいます。
このとき、階段から降りてきたきりんは
逆方向に進もうとします。
でもリョウが、きりんの持っているスプーンを
不思議な力で「こっちだよ」って引っ張ります。
ここでも、リョウのエスコートが目立ちます。
逆走するきりん
そこからダッシュして走るのですが、
このシーンはきゃりーぱみゅぱみゅさんのPVだと
思われます。
ダッシュするリョウときりん
ゆめのはじまりんりんPV
こうしてみると、縮尺が殆ど同じですね。
ちなみにきゃりーさんは、歩行用のエスカレータの上で
歩いています。
つぎは、リョウときりんが
はかりに乗るシーンなんですが、見つけられませんでした。
どこかにあるとおもいます。
(PVは2,30分程度流し見しかしてないので、発見したら教えて下さい)
料理を作るには、素材を集めて計らなければなりません。
この計るというのは非常に重要な過程だと思われます。
OPで体重を気にする二人が可愛いですね。
次は、ボトルに入って海に流されるシーンです。
この海はアリスの涙で出来ていることを知っている人は
多いと思います。
でも、きりんの涙という感じは全く無いので
海を越えて素材を探しているという感じですね。
ボトルで漂流するリョウときりん
ボトルで漂流するアリス
一人では理解する事のできない「幸せ」を
「二人なら」理解できるという歌詞の中でも重要な部分でした。
次は、アリスでは「カキ」のお話に突入します。
実際は、明るい月と暗い月なのですが、
ここでは昼と夜の境目になっています。
昼から夜へ向かうリョウときりん
アリスの明るい月と暗い月
実は私、このおんぶシーンがOPで一番好きです。
リョウは決して体力がある方ではありません。
しかし、大事なエスコート役を遂行しているので、
しっかりとおんぶして
きりんが不安にならないようにします。
(余談:原作ではきりんを椎名さんがおんぶしようとしますが
体力の無い椎名さんは、一瞬で潰れてしまいます)
きりんをおんぶするリョウ
タルジーの森で不安になって泣いてしまうアリス
アリスの切ないお話と、幸せを追求するOP歌詞と
対極的な部分が、このシーンは良く現れています。
森の中を歩くリョウときりん
花壇のシーンのアリス
アリスの花壇では一緒に歌を歌って
楽しく過ごしていたかと思うと
花たちから「雑草」扱いされて追い出されてしまいます。
反対に、OPではリョウときりんが楽しく森を散策して
食材を探しています。
歌詞は丁度
Many, many, many happy days.
今はもう幸せだ(Right now,I’m already happy.)
あたりで、二人はとっても幸せだという場所でもあります。
物語はついに終盤に突入し、リョウは調理するために
フライパンに向かいます。
アリスでは、ハートの女王に逢うため
トランプの兵隊の中に突入します。
スプーンとフォークの兵隊の中を通るリョウときりん
トランプの兵隊の中を通るウサギ
次はアリスのシーンではなく、
きゃりーさんのPVです。
操り人形で踊るふたり、可愛いです。
最後に一緒に寄り添う所が特にいいです。
操り人形のリョウときりん
もったいないとらんどPV
梅津さんは、どうしてもこのシーンを
入れたかったのでしょうね。
OP歌詞は「幸せ」だけではなく
「泣きたい夜は声に出して泣こう」
という悲しい感情のも織り込まれています。
そこにおばあちゃんを回想するシーンが出てきます。
原作を持っている人は、一瞬で気付きますが
これは原作1巻のカバー絵(裏)なんですよね。
でも、川井先生の絵の方が表情がこわばっていますね。
それには理由があります。
手に持っているイカのエンペラー部分を見て下さい。
幼少のリョウが囓った跡が見えます。
ですので、これは恐い顔をしている訳ではなく
イカを口に含んで食べているのです。
シャフトさんの絵では口を開けていますので
イカは囓っていません。
おばあちゃんと幼少のリョウ
原作1巻のカバー絵
そして、最終のフライパンが登場です。
このシーンはリョウだけなので
素材をこれから調理する過程を表現しています。
アリスでは、法廷の被告人席だったりします。
きゃりーさんのPVでは、お花の上で踊るシーンです。
よくよく考えるとカオスですが、
このシーンは川井先生も大好きなシーンらしいです。
フライパンの上で踊るリョウ
きらきらキラーPV
いよいよ冒険が終了します。
リョウは集めた食材をフライパンの中に入れ
生き埋めになります。
アリスは、法廷で死刑が宣告され、トランプの兵隊が
一斉に舞い降りてきます。
食材をかぶるリョウ
一斉にアリスに襲いかかるトランプの兵隊
これにより、リョウもアリスも起きてしまいます。
目を覚ますリョウ
アリス夢オチ
ということで、幸腹グラフィティのオープニングアニメは、
非常に完成度が高い物語になっていて、歌詞に調和していると思います。
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