はい、こんにちは。
はるかです。
今回は、お菓子の基本中の基本、パウンドケーキでいってみようと思います。
アニメは・・・・・・沢山あるのですが、とりあえずストラトスフォーということで。
クルミたっぷり、はるかのパウンドケーキ
今回は、お酒をたっぷりと染みこませています。
アニメストラトス・フォーX-1より引用(以後アニメは同作品から引用)
カリンさんが美味しそうに食べているこのパウンドケーキ、実はプランデーが大量にはいっています。
未成年の彼女は、これを1ホール食べて
バタンキュー
となってしまいます。
このアニメは、宇宙から飛来する隕石を迎撃して地球を守るというアニメです。
なにそのステルヴィアという感じですが、どちらかというとこちらは現実にありそうな話しです。
あと舞台が宮古島というのが萌える点でしょうか。
私は宮古島の海が大好きなので、宮古島だらけのこのアニメは、好きになりますね^^;
今回はアニメの話しはこの程度にして、パウンドケーキのノウハウを大解放します。
パウンドケーキはその名の通り、バター、砂糖、小麦粉、卵を全て等量で合計1ポンドになるように作るお菓子です。
フランスでは、カトル・カールといったりします。
MKS単位系の日本では、ポンドと言われてもしっくりきませんよね。
1ポンドは約454gです。なので、バターや小麦粉は113g程度を使うのがセオリーになります。
しかしながら、それでは作りにくいしわかりにくいので約100gで調整しています。
バター・・・100g
砂糖 ・・・80g~100g
小麦粉・・・100g
卵・・・・・100g(2個弱)
私は甘っころいのが苦手なので砂糖は80gです。ですが、100gまで増量する事が可能です。
また、これはパウンドケーキだから通用するもので、他のケーキやマカロンなどは、砂糖の分量を好みで増減すると失敗の原因になります。
レシピは、砂糖と小麦の量などでメイラード反応を制御して焼き色や味を調整しています。ですので作者の量は尊重するようにしましょう。
難しい事をいいましたが、このようにレシピを見なくても材料が分かってしまうのがパウンドケーキの特徴です。
基本のパウンドケーキを上手く焼けるようになったなら、アレンジも簡単に出来ます。
たとえば、抹茶パウダーやココアパウダーを混ぜ込むというものです。
その場合、小麦粉を20g減らして、パウダーを20g追加する事で可能です。
簡単ですよね(o^∀^o)
あと、チョコチップ、ナッツやレーズン、ドライフルーツは普通に混ぜ込めます。
フリスクを混ぜるという裏技もあったりします。
↑意外に美味しいので是非お試しをw
さて、ここでパウンドケーキを失敗する一番の原因を見てみようと思います。
失敗とは何か?
それは、卵の乳化に失敗し分離してしまうことです。
元々水分と油分(卵とバター)は、混ざりようが無いので一体化するのは難しいです。
でも、非常に少量ずつゆっくり混ぜて行くと分離する事が少ないです。
また、乳化は不純物を混ぜ込む事でも発生しやすくなります。
分離してしまったまま生地を焼くと、口溶けが悪くなり膨らまなかったりします。
つまり、とっても美味しくないです。
ただ分離=悪とするのも、視野が狭いです。
私の知っているプロは、普通に分離させます。
そして、分量内の薄力粉をパラパラとごく少量まぜ、素早く乳化して綺麗なつやつやの生地になります。
ただ、これはプロの技なので素人がマネをするとろくな事になりません。
まずは、基本的に分離しないように作る腕を身につけましょう。
それと、小麦には練れば練るほど生成されるグルテンという物質があります。
パンなどはグルテンを発生させ生地を癒着させますが、クッキーやパウンドケーキで小麦を沢山混ぜると、歯ごたえが悪く口溶けが悪いものになってしまうので、注意が必要です。
さて分離を防ぐために守ることは以下の二つです。
1.バター、卵は常温にする
2.卵の量を間違えない
です。簡単ですよね。
1は色々なレシピに書いていますので、ご存じの方が多いと思います。
冷蔵庫から出したばかりのバターは、とても固く手やハンドミキサーを使っても全くやわらかくなりません。とても作業が辛くなります。
なので、必ず室温にするのがよいです。
どうしても、急いでいる場合はレンジを使うのが良いですが、これは諸刃の剣です。
温めすぎると、溶かしバターになってしまいます。バターと溶かしバターは別の素材です。
溶かしたからといって、冷やしても決してバターに戻らない事を学習してください。
中に空気の気泡が入っているので白くなっている訳です。
これを焼くまで維持するので、ふんわり口溶けの良いケーキになるのです。
なので、溶かしすぎはリカバリーのしようがありませんので、絶対禁止です。
卵の温度が低ければ、分離しやすくなります。
反対に温度が高くなれば、分離を避ける事ができます。
実は、分離してしまったときのリカバリーとして、先ほどのように少量の小麦粉を振りかけたり、「湯煎」をするという技があります。
湯煎もとても効果的です。ただし溶かしバターになってはオシマイですので、温度には気をつけてください。
続いて2番です。
常温や分量を間違っていないのに、なぜか分離する方がいます。
これは、レシピの表記が悪いと私は思います。
私のレシピでは「卵2個」と書いていますが、Mサイズで全卵は約60gです。
従って2個とは120gです。
100gのバターに120gの卵を乳化させるのは、とても大変です。
私でも失敗するかも知れません。
ですので、初心者の方は面倒でも溶き卵にして、必ず100gを守ってください。
それにより「得体の知れない分離」は減ると思います。
これだけのポイントを抑えておけば、美味しいパウンドケーキを焼くことができますので、あとは沢山実践してみてくださいね。
はるかのパウンドケーキを味見
いや~、我ながら上手く出来ています。
今回はラムダークをたっぷり染みこませています。
そして、ラップをして冷蔵庫で一日安定させると、芳醇な香りととろけるケーキとなります。
クルミの歯ごたえと味が絶妙で、私はクルミ入りが大好きです。
では、レシピです。
はるかです。
今回は、お菓子の基本中の基本、パウンドケーキでいってみようと思います。
アニメは・・・・・・沢山あるのですが、とりあえずストラトスフォーということで。
クルミたっぷり、はるかのパウンドケーキ
今回は、お酒をたっぷりと染みこませています。
アニメストラトス・フォーX-1より引用(以後アニメは同作品から引用)
カリンさんが美味しそうに食べているこのパウンドケーキ、実はプランデーが大量にはいっています。
未成年の彼女は、これを1ホール食べて
バタンキュー
となってしまいます。
このアニメは、宇宙から飛来する隕石を迎撃して地球を守るというアニメです。
なにそのステルヴィアという感じですが、どちらかというとこちらは現実にありそうな話しです。
あと舞台が宮古島というのが萌える点でしょうか。
私は宮古島の海が大好きなので、宮古島だらけのこのアニメは、好きになりますね^^;
今回はアニメの話しはこの程度にして、パウンドケーキのノウハウを大解放します。
パウンドケーキはその名の通り、バター、砂糖、小麦粉、卵を全て等量で合計1ポンドになるように作るお菓子です。
フランスでは、カトル・カールといったりします。
MKS単位系の日本では、ポンドと言われてもしっくりきませんよね。
1ポンドは約454gです。なので、バターや小麦粉は113g程度を使うのがセオリーになります。
しかしながら、それでは作りにくいしわかりにくいので約100gで調整しています。
バター・・・100g
砂糖 ・・・80g~100g
小麦粉・・・100g
卵・・・・・100g(2個弱)
私は甘っころいのが苦手なので砂糖は80gです。ですが、100gまで増量する事が可能です。
また、これはパウンドケーキだから通用するもので、他のケーキやマカロンなどは、砂糖の分量を好みで増減すると失敗の原因になります。
レシピは、砂糖と小麦の量などでメイラード反応を制御して焼き色や味を調整しています。ですので作者の量は尊重するようにしましょう。
難しい事をいいましたが、このようにレシピを見なくても材料が分かってしまうのがパウンドケーキの特徴です。
基本のパウンドケーキを上手く焼けるようになったなら、アレンジも簡単に出来ます。
たとえば、抹茶パウダーやココアパウダーを混ぜ込むというものです。
その場合、小麦粉を20g減らして、パウダーを20g追加する事で可能です。
簡単ですよね(o^∀^o)
あと、チョコチップ、ナッツやレーズン、ドライフルーツは普通に混ぜ込めます。
フリスクを混ぜるという裏技もあったりします。
↑意外に美味しいので是非お試しをw
さて、ここでパウンドケーキを失敗する一番の原因を見てみようと思います。
失敗とは何か?
それは、卵の乳化に失敗し分離してしまうことです。
元々水分と油分(卵とバター)は、混ざりようが無いので一体化するのは難しいです。
でも、非常に少量ずつゆっくり混ぜて行くと分離する事が少ないです。
また、乳化は不純物を混ぜ込む事でも発生しやすくなります。
分離してしまったまま生地を焼くと、口溶けが悪くなり膨らまなかったりします。
つまり、とっても美味しくないです。
ただ分離=悪とするのも、視野が狭いです。
私の知っているプロは、普通に分離させます。
そして、分量内の薄力粉をパラパラとごく少量まぜ、素早く乳化して綺麗なつやつやの生地になります。
ただ、これはプロの技なので素人がマネをするとろくな事になりません。
まずは、基本的に分離しないように作る腕を身につけましょう。
それと、小麦には練れば練るほど生成されるグルテンという物質があります。
パンなどはグルテンを発生させ生地を癒着させますが、クッキーやパウンドケーキで小麦を沢山混ぜると、歯ごたえが悪く口溶けが悪いものになってしまうので、注意が必要です。
さて分離を防ぐために守ることは以下の二つです。
1.バター、卵は常温にする
2.卵の量を間違えない
です。簡単ですよね。
1は色々なレシピに書いていますので、ご存じの方が多いと思います。
冷蔵庫から出したばかりのバターは、とても固く手やハンドミキサーを使っても全くやわらかくなりません。とても作業が辛くなります。
なので、必ず室温にするのがよいです。
どうしても、急いでいる場合はレンジを使うのが良いですが、これは諸刃の剣です。
温めすぎると、溶かしバターになってしまいます。バターと溶かしバターは別の素材です。
溶かしたからといって、冷やしても決してバターに戻らない事を学習してください。
中に空気の気泡が入っているので白くなっている訳です。
これを焼くまで維持するので、ふんわり口溶けの良いケーキになるのです。
なので、溶かしすぎはリカバリーのしようがありませんので、絶対禁止です。
卵の温度が低ければ、分離しやすくなります。
反対に温度が高くなれば、分離を避ける事ができます。
実は、分離してしまったときのリカバリーとして、先ほどのように少量の小麦粉を振りかけたり、「湯煎」をするという技があります。
湯煎もとても効果的です。ただし溶かしバターになってはオシマイですので、温度には気をつけてください。
続いて2番です。
常温や分量を間違っていないのに、なぜか分離する方がいます。
これは、レシピの表記が悪いと私は思います。
私のレシピでは「卵2個」と書いていますが、Mサイズで全卵は約60gです。
従って2個とは120gです。
100gのバターに120gの卵を乳化させるのは、とても大変です。
私でも失敗するかも知れません。
ですので、初心者の方は面倒でも溶き卵にして、必ず100gを守ってください。
それにより「得体の知れない分離」は減ると思います。
これだけのポイントを抑えておけば、美味しいパウンドケーキを焼くことができますので、あとは沢山実践してみてくださいね。
はるかのパウンドケーキを味見
いや~、我ながら上手く出来ています。
今回はラムダークをたっぷり染みこませています。
そして、ラップをして冷蔵庫で一日安定させると、芳醇な香りととろけるケーキとなります。
クルミの歯ごたえと味が絶妙で、私はクルミ入りが大好きです。
では、レシピです。
はるかのパウンドケーキ
クルミたっぷりの基本のパウンドケーキですが、作り方のコツやノウハウをぎっしり詰め込んでいます。美味しいパウンドケーキを作ってみてくださいね。
このレシピの評価
出来上がり数:パウンド型1ホール
全調理時間:1時間10分 実調理時間:1時間 準備:10分
カロリー:169.35 kcal/10分の1ホール
■材料
バター・・・・・・・100g(必ず室温)
砂糖・・・・・・・・・80g(好みにより100gまで増量可)
卵・・・・・・・・・・・2個(溶き卵にして100g使用)
薄力粉・・・・・・・100g
ベーキングパウダー・小1/2
クルミ・・・・・・・・70g(好みにより)
お酒・・・・・・・・・・大3(ブランデー/ラム)
砂糖・・・・・・・・・80g(好みにより100gまで増量可)
卵・・・・・・・・・・・2個(溶き卵にして100g使用)
薄力粉・・・・・・・100g
ベーキングパウダー・小1/2
クルミ・・・・・・・・70g(好みにより)
お酒・・・・・・・・・・大3(ブランデー/ラム)
■作り方
1.準備
バター、卵は室温にする。
卵は容器に開け、100gになるように調整する。
ベーキングパウダーと小麦粉は一緒に混ぜてふるっておく。
型は分量外のバターを塗るかペーパーなどで準備する。
オーブンは180度で余熱をおこなう。
2.シュガーバッター法
ボールにバターを入れ、ハンドミキサーでよく混ぜる。
沢山空気を入れて白くもったりするのが美味しい秘訣。
砂糖を複数回に分けてよく混ぜる。
3.共立て乳化
2に溶き卵をほんの少量ずつまぜこんで行く。
回数としては8~10回程度を目安にする。
どうしても分離してしまう場合は、分量内の小麦粉を少量入れるか
湯煎を行い分離を回避する。
4.生地を完成させる
へらに持ち替えて、3に小麦粉を3回程度に別けて入れる。
また、ナッツとお酒(計量分の大さじ1/2)を入れる。
このとき必要以上に混ぜず、粉っぽさがなくなったらOK。
5.焼成
180度に予熱しておいたオーブンで35分程度焼く。
(オーブンにより増減、竹串で生地がひっつかなかったらOK)
熱いうちに残りのお酒をハケで浸透させ
ラップでして冷蔵庫で1日寝かせて完成。
未成年の場合はアルコールを沸騰させて使用すること。
バター、卵は室温にする。
卵は容器に開け、100gになるように調整する。
ベーキングパウダーと小麦粉は一緒に混ぜてふるっておく。
型は分量外のバターを塗るかペーパーなどで準備する。
オーブンは180度で余熱をおこなう。
2.シュガーバッター法
ボールにバターを入れ、ハンドミキサーでよく混ぜる。
沢山空気を入れて白くもったりするのが美味しい秘訣。
砂糖を複数回に分けてよく混ぜる。
3.共立て乳化
2に溶き卵をほんの少量ずつまぜこんで行く。
回数としては8~10回程度を目安にする。
どうしても分離してしまう場合は、分量内の小麦粉を少量入れるか
湯煎を行い分離を回避する。
4.生地を完成させる
へらに持ち替えて、3に小麦粉を3回程度に別けて入れる。
また、ナッツとお酒(計量分の大さじ1/2)を入れる。
このとき必要以上に混ぜず、粉っぽさがなくなったらOK。
5.焼成
180度に予熱しておいたオーブンで35分程度焼く。
(オーブンにより増減、竹串で生地がひっつかなかったらOK)
熱いうちに残りのお酒をハケで浸透させ
ラップでして冷蔵庫で1日寝かせて完成。
未成年の場合はアルコールを沸騰させて使用すること。
コメント一覧
1本食いはすごいw何メガカロリーでしょうね?w
ところで質問です。バターのエアレーションが上手く行ったら、ベーキングパウダーは必要ないのではないかと
思うのですが、いかがでしょうか。ずっと不思議に思っていました。
わたしも乳化に自信がなかったのですが、某巨大レシピサイトで見た方法で、無理せずハンドミキサーを使うようにして、
最低2分くらいじっくり混ぜたら
分離せずに上手くいきました。(まぐれ?)
それと、フラワーバッター法についても教えて頂けたら嬉しいです。
はるかさんの解説はとても分かりやすいので期待しちゃいます。
よろしくお願いしますー。
見ていてくれて、ありがとうございます^^
カリンさんの食べた量は、私のレシピでも1.6Mcalですので、
もっとかもしれませんね^^;
>バターのエアレーションが上手く行ったら、
>ベーキングパウダーは必要ないのではないかと
そうですね。超泡性最大限利用するスポンジや別立てであればベーキングパウダーは不要だと思います。
ただ、カトルカールは成分が重いので私は使うようにしています。
特にプロが使っているので、それに従っています。
フラワーバッターは、私自身食べ比べをしてみたのですが、
シュガーバッターの方が好きだったというのもあります。
機会があれば、フラワーバッターのカトルカールも解説できたらと思います。
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